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かわいさのしんどみがすごい

【ネタバレ感想】 ARASHI BLAST in Hawaii

の初回盤Blu-rayをとうとう手にした。ジャニーズのDVD発売スパンからして、かなり遅い発売だったため、もうお蔵入りするのかと思った。

 

去年の9月、地元の狭い映画館では倍率が頭おかしいことになると思い、わざわざ福岡会場のライブビューイングに応募したのが、かなり遠い記憶になりつつあった。ライブビューイングという存在を一般的にしたのもこのコンサートだったように思う。初めて体験する、映画館でコンサートを見るというスタイルに、ツイッターがライビュについてかなり探り探りだった。わたし自身は、コンサートを収録したものを後日見るというライビュは経験していたので雰囲気はなんとなく掴めていたが、やっぱり生中継はわけが違うな、と思った。

 

 嵐がデビュー会見を行った、いわゆる生誕の地・ハワイで、嵐結成15周年をコンサートで祝おうじゃないかというのが、この『ARASHI BLAST in Hawaii』である。正直このコンサートが発表されたときは、日本でも何万人、何十万人の人がコンサートに入れなくて涙を流してると言うのにハワイ?????パックで30万?????ふざけるのもいいかげんにしろ!!!!!と思っていた。今思えば、「嵐」という人たちの考えに賛同し、彼らの動向を応援したいと思いお金を払っているのだから、こういうイベントをしようとする本人たちの意向を汲み取るべきであって、そんな風に思うのはファンの都合を押し付けていただけだったと思う。し、ディスク2のドキュメントで櫻井さんが言っていたように、1年を番組収録とコンサートで追われているこの人たちが、自分たちで自分たちの15年を振り返る機会を、どんな形でも(結果最高の形だったが)つくれたことは、とても大きな意味があったように思う。(と言っても、お金を払って彼らを食わせてるのは我々なわけだから、そう思う人が出てくるのも当然絵といえば当然。)

 

そんなわけでとりあえず一周だけDVDを回したところでの感想と、ライビュの様子を踏まえながら書いていこうと思う。DVDのことについてブログを書くのは初めてなので、セトリ順に感想を入れられるところは入れていく形にしていく。ネタバレが嫌な方は読み進めないようお願いします(と言ってもそんなここ読んでる人いない)。

 

0.登場

まあなんといってもこのヘリコプターに笑った。映画館内が「キャー!」と沸く中、大爆笑してしまった。記念コンサートには空を飛ぶと言うジンクスが勝手に出来上がってるのか。格好良かったからいいけど。はじめは、ヘリによる登場に機能的なものはないのかと思っていたが、退場の潔さに納得。もうアンコールすら許さない天下のアイドル。

 

1.A・RA・SHI

 言わずと知れた、嵐のデビュー曲。一般的には『バレーボールワールドカップ1999』の応援歌のイメージが強い。ついでに調べてみたら、嵐のバレーの応援歌はこれだけじゃなかった。びっくり。というか、台風ジェネレーションで応援されても全然盛り上がらんわ。一曲目は絶対これだと思ってはいたけど、実際歌われるとなんだか彼らの原点を見ているようで、胸にこみ上げるものがあった(母ちゃんか)。

 

2.Lucky Man

 

3.五里霧

コンサートのアンコールでしかほぼ聞く機会ってない気がするけど、3曲目ってことは本人たちも気に入ってるのかな。POPな曲調だけど、デビュー当時の彼らの心境と重ねて聞いてみると、なんとなく切なく聞こえてくる。

 【五里霧中】

物事の様子や手掛かりがつかめず、方針や見込みが立たず困ること。また、そうした状態。五里にもわたる深い霧の中にいる意から。事情などがはっきりしない中、手探りで何かをする意にも用いる。▽「五里霧」は五里四方に立ち込める深い霧。

 

4.ハダシの未来

 

5.PICA☆NCHI

 

6.PICA★★NCHI DOUBLE

夕暮れに聞くとしんみりしてしまうピカダブ。ここのPICA☆NCHI~の流れは、15周年経った今、若い時の嵐が垣間見れたみたいで嬉しかった。 し、ちゃんと踊るんだ!とちょっと驚いた。

 

7.Love so sweet

 

8.Oh!Yeah!

「もう一度あの日に戻るとしても、同じ道選ぶだろう」を毎回大切そうに歌ってくれる5人がとても好きなので、コンサートでこの曲を聴くのが好きだ。15年を振り返る中で、色んな選択肢の中から今を選んでくれてすごく嬉しい気持ちが込み上げて来る。

 

9.きっと大丈夫

 

10.Step and Go

 

11.Happiness

シングルで一番好きな曲。PVもやっぱりダントツだと思っている。『山田太郎ものがたり』の主題歌だったというプラス効果もあるけど、やっぱり歌詞が好きなんだと思う。「思い出の後先を考えたら寂しすぎるね。騒がしい未来が向こうで待ってるから」

12.Believe

 

13.5×10

10周年のときって、メディアでも大きく取り上げられて、大々的に祝ってもらえたけれど、1年がかなりのスピードで過ぎ去った印象がある。そのかなり忙しかった中で、彼らがこの歌を10周年の時の中に置いてきたことが、今になって大きな意味を持ったような気がする。そもそもは10周年の歌だけど、いつのアニバーサリーに聞いても5人の気持ちは変わってないんだと再確認できる気がする。

 

14.マイガール

ハワイテイストアレンジ。ずっとドラマを見直したいと言いつつ、全然暇を見つけられないでいる。この歌は好きだけど、なんとなく5人がファンじゃない誰かにベクトル向けてる感じがしていつも切なくなる。

 

15.Everything

こちらもハワイテイストアレンジ。「通り雨が近付く町の匂いは切なくて、アスファルトに残した影はいつもと違って見えた」 は雨上がりの道を歩く時はいつも聞きたくなる。

 

16.Summer Splush

 

17.CARNIVAL NIGHT Part2

 

18.Monster

 NHKのドキュメントであったけど、このあたりから二宮さんの腰が痛々しくなってくる。本人がそのことを気にしてほしくなくて頑張ってるのは分かるのだが、その中でもジャンプアップを変更してたりしていたので、なんとなく目で追ってしまう。顔に出さないのがプロだ。それにしても、やっぱりどうしても 周りのダンサーの方が気になって仕方ない。

 

19.誰も知らない

 

20.P・A・R・A・D・O・X

 

21.Your eyes

 

22.迷宮ラブソング

 

23.Troublemaker

 

24.ワイルドアットハート

 

25.GUTS!

二宮さんのファンが多いのは、この可愛さと格好いいの振り幅が大きいのがあると思う。 きらきらした笑顔が、見ているこっちをも笑顔にする。GUTSの振り、ちゃんと覚えていないのを反省した。コンサートで見る花火って普通の花火の何倍も大切なものに思える感じがする。観客含め彼らも同じ方向を向いている、というのがいいのかもしれない。ちなみに去年は十祭(関ジャニ∞さんの野外10周年記念コンサート)でしか花火見てない。つら。

 

26.感謝カンゲキ雨嵐

10周年あたりから、どうにもこうにもこれがくると涙なしにはいられない。発売当時から大好きな曲ではあったが、事あるごとに「感謝」をしつこいくらいにテーマとしてくる彼らにとって、これが代名詞とも言えるのかもしれない。「言わないけど、初めての強い愛おしさは嵐」って、最初は意味わかんねえよって思っていたが、なんかもう自分の中で深い意味を(半ば勝手に)持たせる事ができるくらいまでに、痛いヲタクに成長した。

 

〈アンコール〉

 

ここでいつもの王子ルックで再登場してのMC。リーダーの涙を皮切りに、みんながしんみりうるうるし始めて、映画館は涙の渦と化した(ライビュ終わった後の化粧直しの大混雑が今なら笑える)。一番年上で、一番自由人で、一番人の気持ちが分かるリーダーが、色んな気持ちを抱えながらも辞めずにここまで嵐のリーダーとしていてくれてよかったと改めて思った。し、リーダーが他の誰かだったら、仲の良い嵐でいられたり(そう思われる事が櫻井さんは若干不服だったようだけど)、そういう彼らを好いてくれる人はここまでいなかったと思う。

 

27.season

 ここでくるかあああああと、一本取られた感。本人たちがそこまでseasonには、重きを置いていないと思ってたので嬉しい誤算だった。誰のためとかじゃなくて、自分たちのためにこれからも、彼らがいろんな素敵な景色を見ていけるといいなと思った。なにはともあれ、自担の涙には驚いた。ドラマ以外であの人が泣くのを久しぶりに見たので(もう人の心を捨てて、強靭な鋼の心になってしまったかと思っていた)、なんか15年の重みを感じて、こっちまでぼろぼろ泣いてしまった。

 

28.Bittersweet

 

29.エナジーソング~絶好調超!!!!~

 

30.A・RA・SHI

 

代表中の代表曲ばかりのセトリで、これぞ嵐のコンサートと言う感じだった。ディスク2の感想まで入れるとかなり長くなるので、気が向いたら後日書こうかと思う。

 

コンサート間に流れる彼らのインタビューの中で、相葉ちゃんが言っていた「リアルファンタジー」には、1ヶ月ほど笑わせてもらったが、本当にそのとおりというか、やってる側もそうなのかとちょっと驚いた。1年に1回のリアルファンタジーが、この16年目も、これからも、5人とファンとで紡がれていきますように。ずっと応援させてもらえますように。「嵐」というグループがますます魅力的に、好きになるコンサートだった。