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かわいさのしんどみがすごい

あの日見た自担のグッズを僕達はまだ知らない

皆さんは「まんだらけ」を知っていますか? そこは素晴らしき、オタクの聖地。 オタクならきっと一度は訪れたことのある場所。 あなたの求めるものがきっと見つかる、とても素敵な場所なのである。

先日、大阪と京都に旅行に行ってきた。久しぶりの遠征ではない旅行であったのだが、我々二人、推しグループは違えど同じジャニヲタ。普段(というか遠征)では確実に暇することのない夕方〜夜の時間に、何をしていいのかが分からず、途方に暮れていた。お昼はどこのお店も観光スポットも開いているのだが、7時頃になってくるとみんな終い始めるのだ。田舎者なので、都会はどこも0時頃まで開いているものかと思っていた。そこで我々が考えた策が「まんだらけに行こう」だったのである。

私自身、福岡天神のまんだらけには何度か訪れたことがあった。一階は文庫本や漫画を買い取り・販売している、ブックオフのような感じなのだが、二階がジャニーズグッズ全般やアニメのDVD・コスプレ・同人誌等、女性向けの豊富な品揃えになっている。田舎だと、このような店舗があったとしても、グッズを収集するコンサートやイベントがないため、売る側も少ない=店頭にグッズが並ばない。だから、都会のまんだらけこそ、オタクを満足させられる品揃えを構えているというわけなのである。

我々はまず、うめだ店を来訪。お水のボーイのお兄さんたちを横目に、昔ながらの商店街を進むと、まんだらけの赤い看板が見えてくる。岩みたいなゴツゴツした壁の階段を上がると、実質一階の漫画コーナーが現れるが、それはもう天神とは規模の違う広さである。さすが天下の台所・大阪。店員さんに聞くと、上の階がジャニーズグッズ取り扱いとのこと。薄暗い階段をさらに登ると、まさにその時、二人のジャニヲタがグッズを売りに来ていた。ジャニーズグッズの取り扱いスペースは広いわけではないものの、グループの名前が貼られたコンテナにグッズがたくさん詰め込まれていた。スタッフルームの後ろが倉庫のようになっているようなので、たくさんの在庫は後ろに控えてあって、一種のグッズにつき二つほどしか出していないのでそこまでスペースを構えていないのかもしれない。どちらかというと二階は、アニメヲタ向けなフロアだった。同人誌の品揃えはすごかった(私の探しているご本はなく残念だったが)。途中から何故か店員さんのアニソンコスプレステージが始まり、常連さんっぽいおじさままで現れて、都会は色んな人がいるから色んなことが受け入れられる場があっていいなあと思いながら、わたしは一心にご本を漁っていた。途中、お水の同伴っぽいカップルがいらっしゃって、男の方が女の方に「同人誌とは何か」について一生懸命説明していたのだが、そんな高いヒールのギャルには、同伴でもデートでもまんだらけは楽しくないだろうよとアドバイスしてあげたかったが、話の中頃であまりにもギャルの興味が薄すぎて、さすがに気付いた男の方が「…帰ろうか。」と肩を落としながら出口に向かって歩き出し、私が勝手に切なくなる事件であった。お水の方にも腐った方はいらっしゃるのだろうか。奥のディスプレイコーナーには、ジャニーズの特賞等のレアグッズが飾ってあり、お目当てのものをお金出しても探したい!と言う方は是非一度覗いてみる価値はあると思った。安田担はお目当ての青髪安田くんうちわが見つかったとのことで大喜びであった。

2日後、村上信五様の故郷・高槻のタワーレコードで大はしゃぎした我々は、梅田のもう一つのまんだらけ、グランドカオス店に向かった(これはもう目的を失い、私が無理言ってついてきてもらった感ある)。こちらも一階が文庫本や漫画、二階は立ち止まらなかったが多分女性向けの同人誌、三階がジャニーズグッズと奥がR18の公式アニメ・同人誌の取り扱いとなっていた。ので、間違えておくには進まぬよう。逆にそれを目的に来た方は、一度ジャニーズコーナーを通らないといけないわけだから、なかなか辛抱な作りである。

我々はここのまんだらけの、グッズの整理の仕方に感動した。ジャニーズコーナーを担当していらっしゃる方は、ジャニヲタの気持ちがわかるジャニヲタか、A型だということを確信した。ひとつひとつ細かくは覚えていないのだが、とにかくお目当てのものが見つけやすい。完璧に整理されている。会場別グッズも色別に分けてある。スペースは上記した通りの割り当てになってるので、そこまで広くないのだが、しっかり整理してあるので「○○がない」と言うことがなく、狭くても不満に思うことはなかった。個人的に思ったのは、雑誌の品揃えが豊富だということ。周りはアメ村を抜けてくるので、本屋さんがあるような感じではなかったし、駅からも少し離れたところにあるので、それは少し謎だった。が、途中グッズを売りに来た嵐ファンの方が、小さめのキャリーでいらっしゃったので、こういう運び方をするなら、ここまで本を売りに来るのも苦じゃないなと思った。そして私は密かに探していた、バンビ時代のうちわを1620円で購入した。

グッズ収入源(コンサートやイベント)のある都会のまんだらけ、我々オタクにとっては天国同等。是非皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。「あの人がツイッターに載せていたグッズは昔のものだから、もう手に入らないの?」「あの時代の自担が好きなのに、うちわはもうヤフオクには出ていないわ…」そんなジャニヲタたち ……、諦めないで(真矢みきヴォイス)